観光業で成り立っているグアムではツアーガイドや現地に住む日本人と話す機会が多いかもしれません。その中で専門分野ではない人に相談をして話が一人歩きする事もかなりあります。
私が個人的に聞くのが「不動産投資をすればビザがおりるって聞いたのですが。。。」です。しかし、これは大きな間違いです。
私もビザの専門ではありませんが、お金を出せばビザがおりるというのがウソという事くらいはわかります。
ビザがおりると信じて南国に住むために日本の自宅を売り、グアムでコンドミニアムを買ったらビザが通らなかったケースを何度も見たことがあります。
在留許可がないのに家を持っていても意味がなく、結局安値で売り、踏んだり蹴ったりな思いをしている人もいるそうです。
なぜそんなデタラメが回っているのでしょうか?
一つはグアムの大きさ。情報はすぐに回ります。伝言ゲームのように少しずつ変わっていってそれが固定してしまったのだと思います。
もう一つはビザの審査の変化。2―30年前と比べると基準がかなり変わり、当時では一つの基準として通っていたかもしれません。
そして最後に、一番大きな理由が言葉の壁だと思います。現地の不動産エージェントの中には日本語が少しできる人がいるので、ニュアンスの違いで間違った情報が回ってしまったのだと思います。
不動産契約が欲しい為にウソを言ってしまったりする人も正直いると思います。ビザはどんなに条件が揃っていたとしても100%ではありませんので、誰でも審査を断られる事はあります。
私はアメリカのパスポートを持っていますが、妻のビザを取るのにかなりの時間がかかりましたので、かなりハードルが上がっていることは間違いありません。
「運が悪かった」と終わらせられたという人に何名か私もあっています。
不動産を購入してもビザはおりない??
では、不動産を購入してもビザはおりないということですか?
できません。たとえ億ションだったとしても、家を1件購入したからビザを出すことはありません。
アメリカでは不動産業者はあくまで不動産仲介業者です。法律や税金の専門家ではありませんのでアドバイスが出来る立場ではありませんし、規則としてアドバイスをしてはいけないことになっています。
日本の様に不動産業者が下調べを丁寧にしてくれるところは恐らくどこにもありません。
グアムは今では全世界が注目するビーチリゾートとなっているので物価の変動は今後もゆるやかに右肩上がりで上がっていくと予想されていますが、しっかりとご自信でリサーチして購入することをオススメします。
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