抽選で永住権を得た人や、結婚して永住権をもらえた人の中で、グアムで開業する選択をする人は少なくありません。そこで、今回は開業時に起こるかもしれないトラブルTOP5を紹介したいと思います。
もちろん、運よくこれらのトラブルに遭遇しない人も中にはいるかもしれませんが、万が一遭遇しても対応できるように知識としてもっておいてください。
日本から資材や材料を送るのに予定以上の時間がかかるのはグアムでは当たり前です。飛行機で4時間弱でこれる島なのに、なぜ2ヶ月以上も荷物が届かないことがあるのか、日本では考えられないことがグアムでは日常茶判事です。
これはグアムが酷い国というより、日本が凄すぎるのです。日本での生活でサービスに甘やかされてしまっている人にとっては海外での事業展開や投資は正直あまりいい事ではないかもしれません。
海外からではなく、国内でも同じことです。グアムはアメリカの準州扱いですが、アジア・オセアニアと分けられている島国なので輸送に大幅な時間がかかってしまう場合があります。
納期は最大限に余裕を持っておくとトラブルを回避できるようになります。
お店を出すのであれば内装の為に様々なものを発注しますが、それが時間通りに届くことは殆どありません。
例えば、内装業者に全てデザインを任せ、内装業者が引渡し日程を指定したとしても、その通りになるとは限りません。日本では殆どありえないことですが、島国ならではの輸送トラブルや、アイランドタイムでこの様なことは当たり前の様におこります。
恐らく日本だとオープン日を指定し、それをプレッシャーに業者が取り組むのが普通だと思いますが、グアムでは残念ながらそのようなことはありえません。
そこで下手に揉めてしまっては既に遅れているものをさらに遅らせることになり、最悪の事態では全てが白紙になってしまうことさえあります。
計画はあくまでオーナーさんの予定であり、他業者の責任は一切ないということを覚えておきましょう。
ここまで来るとグアムで本当に開業していいものかと考えてしまうかもしれませんが、これが事実ですのでしっかりと理解しましょう。
開業するときに消防や保健所の点検が必要になりますが、点検日程が2ヵ月後になることもしばしばあります。人員不足であったり、別の部署のサポートであったりと様々理由で「行政待ち」状態になることが多々あります。
そして、2ヶ月間待った後もさらに遅れるという連絡が来る場合もあります。ウソのような本当の話です。
開業となると各ベンダーや家主さんといろいろな契約を交わすことがあります。契約書には当たり前の様に内容の変更が生じる場合があると記載されている為、予想外のタイミングで急に契約内容の修正が入ることがあります。
契約内容変更に応じてサービスやフォローがある日本とは違い、そのようなことは一切ありません。受け入れるしかありません。
契約書の内容をしっかり理解することで、余計な揉め事を避けることができますので、必ず確認しておきましょう。
主に内装や外装の工事に当てはまりますが、見積もりと実際の着工後の金額が全然違う場合があります。予定していた金額を大幅に超えてしまい、予算が合わなくなり、最悪のケースではオープンすら出来ない状態になる可能性があります。
しっかりと見積もり内容を確認し、どれくらい変動の可能性があるのか相談できる業者と契約を結ぶ必要があります。業者自体が優秀な業者でも、担当によって大きく変わることもありますので、注意が必要です。
海外での開業は予期せぬ出来事が数多くおきます。そのハプニングをふまえた余裕のある予算で挑むことが出来ればグアムでの成功は見えてくるはずです。ギリギリの予算はトラブルの元だと認識しておきましょう。
まとめ
グアムに限らず、外国への投資にハプニングはつきものです。それが現地の習慣だったり、独特な法律だったり、日本と違うのは当たり前です。「世界の常識、日本の非常識」と言われるくらい文化の違いが鮮明にでますので、大きな心で向き合う必要があります。
何でも間でも泣き寝入りするのではなく、リスクマネージメントをしっかりして、出来るだけ無駄な争いやハプニングを回避することが海外投資する重要なポイントだと思います。
当社は投資をしたくなくなるかもしれない事実を隠すことなく、理解して頂いてから共に成長していきたいと考えています。
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